創作とリアリティーの関係=井上死刑囚の証言
小説においては、それが作り話であるがゆえに、説得力をもたすため、微に入り細に入り描写と説明に苦心する。もし、それが本当にあったことだったり、経験したことであったりすると、無意識のうちに簡単に書いてしまう場合がある。そのあたりを意識して「文学的真実と事実はどう異なるのか」
オウム真理教元信者・菊地直子氏の判決で、一審では実刑判決だったものが、一転高裁で無罪。一審有罪の根拠となった教団幹部で死刑囚の井上嘉浩死刑囚の証言の信用性を、高裁では認めず無罪を言い渡した。
その理由の一つが、「(井上証言)は不自然に詳細かつ具体的で、信用できない」というものだ。
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