「群系」35号の概要と活動状況=外狩雅巳(投稿)
評論を中心とした文芸同人誌「群系」35号は、250頁余となりました。執筆者は33名です。500部を印刷したとそうです。評論主体の同人誌として広く知られています。同人(候補含む)は約百名です。
文芸交流会(事務局担当・外狩雅巳)の関係では私と小野光子さんが作品を掲載しています。
寄贈先は作家・評論家など百名。図書館・新聞社など30に及びます。
同人誌関係では文芸思潮の五十嵐編集長を始め各地の同人誌に送りました。
評論家では加藤典洋氏・河村湊氏・柄谷行人氏・綾秀実氏・勝又浩氏他多数。
作家・詩人では古井由吉氏・馬渡憲三郎氏・黒井千次氏・坂上弘氏等々。
マスコミは朝日新聞社・図書新聞・文学界・文芸同志会・旺文社他を網羅。
図書館等は近代文学館・国会図書館・和泉書院・国文学資料館他全国図書館。
このように文芸・出版・報道関係各社と個人の132の寄贈先を選んでいます。
永野悟編集長は自らも15頁に及ぶ作品を執筆し、率先して会の発展を支えています。
文芸同人誌は主宰者や編集者・著者等の一部の人達の頑張りで継続しています。
特に群系誌は知名度も高く評価されている事を維持する努力は、驚異的だと思います。
年二回刊の五百部の印刷費等経費は配布された報告書では150万円を超えているとされています。
執筆者は掲載費として一頁3300円を納めますが33名もの参加がありました。
全国各地の会員にはこの他にも会報や通知も送られて来ます。莫大な労力でしょう。
今号の印刷費は75万円以上とブログに発表されています。発送費は7万程との事です。
また今年は記念のパーティも行います。盛大な前回・前々回の模様はネット《参照:「群系」サイト》に出ています。
ネットでは掲示板により刻々の情報も出しています。多数の会員などが書き込んでいます。
会組織が大きすぎて作品合評会が発行毎に一度しか開催されていないのが難だと思います。
私たちの「相模文芸の会」では月二回の開催で親睦と作品合評会で討議の深まりを追求しています。
町田の「文芸交流会」も月例会を持ち頻繁に顔の見える関係を構築中で「群系」にも期待しています。
会合が少なくても「群系」はこんなにも多くの人達を引きつける全国的な同人会です。
《参照:外狩雅巳のひろば》
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