第20回文学フリマ東京の風景から
文芸同志会と「砂」がドッキングして第20回文学フリマ参加の風景を「文芸同志会のひろば」と「詩人回廊」に出しました。
とうにかく」ブースでは山川豊太郎のコミックの解説が男女を問わずよく売れた。それぞれの漫画の愛読者たちが買っていく。「こういうの、読みたいのに、いくら探してもないですね」という。要するに人気漫画をデータベースにしているから、同じものを読んでいる人との対話や話題の延長を楽しみたいのだ。山川氏は赤毛のアンの解説追加をしないのか、と読者から言われたそうである。
山川氏はそういう心理をついて、現代的人生論を盛り込んでいるのだ。それに対し「なぜ「文学」は人生に役立つのか」(伊藤昭一)は、菊池寛の作家凡庸論をデーターベースにしているが、そこそこ売れたのはさすがに文学フリマである。文学フリマの状況も刻々と変化しているが、そのキーポイントを発見しにくいので、説明が難しい。
そこでなんとなく、それが理解できるような試行錯誤をしてみるので、実施したらそこをリンクして出します。困った末の単純な手である。
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