文芸同人誌作品の受け止め方と価値判断のいろいろ
外狩雅巳氏が「まほろば賞」の候補作推薦のための選考会のようすを記している《参照:外狩雅巳のひろば》。わたしも賑やかしで招待された。たしか昨年は、所要で参加できなかったのか、招待されていなかったのか、参加していない。ここ1年ばかり、町田文芸交流会でいろいろな作品を読んできて、だいぶ同人誌の読み方と価値判断の目安を覚えてきたところだ。たまたま、文芸評論家の勝又浩氏が書いた「私小説千年史」(勉誠出版」を読んでいたところ、私小説と日記、俳句・短歌・詩との関係がくわしく記されている。
それによっても、同人誌のエッセイ風私小説というものの読み方は、単なる印象の良し悪しで価値判断できないところがあることがわかった。
今回の集まりでも、エッセイ風、ドキュメント風、旅行記風、人間性追求型、癒し文学志向など、多彩で、それに対する受け取りかたが、さらに多彩であったので、大変参考になった。
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