第28回中部ペンクラブ文学賞に本興寺 更さん「蔵の中」
第28回中部ペンクラブ文学賞に、本興寺(ほんこうじ) 更(こう)「蔵の中」(『文芸中部』97号/愛知県刈谷市)に決まった。内容と受賞理由は、江戸時代の、武家の家庭を中心に、政争と人間関係を巧みに描いて、現代のサラリーマン社会にも通じる小説に仕上げたこと。
本年度は候補作として、ほかに古嶋和氏「サクラ、サク」(「火涼」69号・鈴鹿市)、弥生菫氏「塞ぐ部屋」(「峠」65号・名古屋市)、長沼宏之氏「たそがれ団地」(弦」96号・名古屋市)、朝倉瑠々氏「静かな夜のブルース」(「個人誌」№3・熊野市)がノミネートされていた。
また、第28回中部ペンクラブ文学賞特別賞(賞状)が 高井(たかい)泉(いずみ) 詩集『女神(めが)む』(土曜美術社出版販売/岐阜県本巣市)に決まった。「百合(ゆりい)く」から「鳩(はと)む」まで28編に冠詩「女神(めが)む」が収められ103頁。
表彰式は、6月14日の中部ペンクラブ創立30周年記念総会で行われる。《参照:暮らしのノートITO》
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