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2015年4月21日 (火)

詩人の囲碁会の湯河原合宿に参加

 おととい、湯河原の詩人囲碁の会の合宿に泊りがけで参加した。世話人の郷原宏氏の手配によるもので、「詩人回廊」にその様子を記した。
 湯河原駅前からバスでかなり山奥と思われるところに娯楽民宿「杉の宿」という、囲碁、将棋、マージャンなどができる旅館があるのをはじめて知った。
 このところ朝の精神状態が悪く、当日も憂鬱で外出したくなく、参加申し込みを後悔したが、これは朝だけの気分。行ってしまえば気分が良くなる、というパターンを確信して出かけた。過去に、横浜から東海道線に乗って、こ幾度も文学の友人と執筆のために湯河原に行った。当時の友人の多くが、亡くなって、文学を語る友のいないつまらなさ。思い出だけが重くのしかかる。
 しかし、やはり現地に着いて、よく休憩に行った万葉公園に足を運ぶと、昔と多少施設が変わっていたが、藤木川の水流は思ったより多く、散歩をしているうちに気分が晴れた。
 そのあと、湯河原から「杉の宿」にいき、詩人の知る人、初めての人たちと話を始めると、とたんにテンションが上がって、自分勝手なおしゃべりが止まらない。完全に躁状態に転換してしまった。自分でもおかしいと思いながら、頭に昔のことが浮かび、それを次々と独り語りして止めることができない。変な調子を自覚しながらの、久しぶりの温泉宿泊であった。参加者のなかに、伊藤礼〈作家・元教授〉がいらして、話ができたことで、よけい舞い上がってしまったのかも。
 きょう夕方、テレビを見ていいたら、湯河原駅のホームで見えるような火事があったという。殺人事件があったらしい。そのうちに、この体験をもとに散文を試してみようと、今のところ思っている。(北 一郎)

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