「みなせ文芸の会」の集いに見学参加して=外狩雅巳
三月一日の日曜日に行われた「みなせ文芸の会」の会合を見学しました。
この会は神奈川県の秦野市を中心にした文芸等の愛好家の集まりです。
年に四回発行の会誌「みなせ」を17年近く継続している活発な会です。
発行毎の会合は、今回は小田急線渋沢駅近くのスナックでおこないました。
今回の65号への作品掲載者9名中市内在住4名が参加した小会合です。
同じ秦野市の同人会「普恋洞(フレンド)」代表の小野光子さんと二人で見学参加しました。
男女三名ずつの和やかな会合は飲食しながら歓談や作品合評を行いました。
合評は最初に作者の説明を行った後に、全員からの感想を出し合います。
巻頭から順に行い二作以上掲載の場合は最初の作品を取り上げます。
見学者も参加して全員がのびのびと発言出来る雰囲気の良いひと時でした。
私も「文芸同志会通信」で紹介した《「みなせ」作品評》を配布し追加感想を交わしました。
事務局の岡森氏が精力的に編集や運営を行い三か月毎の発行を維持しています。
会員からは創刊以来の苦労話や経過等も出され、その現状が良く理解できました。
関東一円に二十人の会員を抱え毎回二百頁もの雑誌発行を続けています。
年会費千円での運営。Ⅰページ三百円での安価製作等の実態も知りました。
掲載作品も小説以外に詩歌・時評・ノンフィクション・レポートなど多彩です。
毎回150枚もの掲載を行う会員もいます。旺盛な表現意欲に圧倒されます。それを編集発行する岡森氏は事務連絡等の運営全般も行う苦労人です。
自身の作品もユニークな時事解説等を百枚も掲載する活躍を見せています。
会員達の語る苦労話を聞くと地域に根を張る同人誌の逞しさを理解出来ます。
飲み放題の中での談笑は本音が出て、この会の実情が判り親近感を持ちました。
今後も「町田文芸交流会」で出会った近郊の同人会等の見学を報告してゆきます。内部に篭る文芸同人会の相互交流を続ける意義を探って行きます。《参照:外狩雅巳のひろば》
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