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2015年2月12日 (木)

ピケティは資本主義の自己否定要因をデータで示した

 トマ・ピケティ氏が書いた『21世紀の資本論』の解説を読んで、その概要を拾い読みした。資本を持ったものが、働かないで得る収入の方が、労働者の収入を常に上回ることを歴史的なデータで示したという。資本主義制度の特性だという。かって経済学者のシュムペイターが資本主義の存続は社会主義化にむかうことで、社会主義は、資本主義化にむかうことで存続の危機を避けるという論旨をもっていたように記憶していた。ネットで調べたら専門家の「鈴村智久の批評空間」にそれがあった。
 マルクスの資本論も、恐慌を必然とする結果、資本主義は否定されるという思想である。レーニンの「国家と革命」はそれが説明している。小説「死霊」を書いた埴谷雄高は、刑務所で「国家と革命」を読んで、最終的に国家は死滅するという論理に影響を受けた、としている。いずれにしても人間社会は変わり続ける。《参照:ピケティの資本主義論とマルクスの労働者「賃金奴隷」論

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コメント

ピケティ氏の「21世紀の資本論」評判呼んでるみたいですね。
ぜひ読まなきゃ。( ̄▽ ̄)

投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2015年2月13日 (金) 04時02分

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