カルチャー誌「リバティーンズ」創刊へ太田出版
太田出版は5月10日、カルチャー誌「リバティーンズ」を創刊する。本、映画、音楽、店舗、IT情報、人物など-ビジネスマンの間で話題になっている“旬の社会現象”を毎号四〇㌻の特集やロングインタビューで多角的な視点から網羅的・総合的に紹介する。書籍コードで奇数月10日に定期刊行する雑誌感覚の書籍。
今回の創刊には、菅付事務所の菅付雅信社長と博報堂ケトルの嶋浩一郎クリエイティブディレクターを共同編集長に招聘し、太田出版と編集チームを結成した。固定費削減のため編集室をもたず、外部二人の共同編集長で臨む態勢は、日本で初めてとみられる。 菅付氏は「コンポジット」「インビテーション」「エココロ」の編集長を歴任し、本やレコードジャケットなど同氏が手がけてきた作品集『編集天国』(ピエ・ブックス)も刊行されている。嶋氏は博報堂が発行する雑誌「広告」の編集長を務め、後に「本屋大賞」も立ち上げた一人としても知られている。
創刊号の特集は「ツイッター 最終案内」。2号目以降は「カルチャーは店舗から生まれる」「アジアがファッションの中心になりました」などを予定。知的好奇心が旺盛な25~35歳を読者層に、書店店頭でバックナンバーの長期販売も視野に入れて特集主義のラインアップを構築していく。創刊号の発行部数は1万5000部。本体900円。(新文化)
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