東浩紀「ゲンロンカフェ」繁盛記(東京新聞1/7夕刊)
ゲンロンカフェは、五反田駅から目黒川のおおさき橋を渡って、みずほ銀行の向かい側の雑居ビルのなかにある。1月7日の『東京新聞』夕刊文化面の「知でつながる」で、ゲンロンカフェについてカラー写真入りのイベントレポートと東浩紀へのインタビューが掲載されている。
「新聞やテレビで十万人、百万人を相手にしようとすると、既に読者や視聴者が考えていることしか言えないんです。新しいこと、挑発するようなことははじかれてしまう。教科書的な話だけでなく、社会の常識から離れた刺激的な話もきっちりできる場所を作りたかった」
「言論への弾圧は、自主規制として現れる。メディアだって同じです。もしそうなったときに、好き勝手なことを言える場を作っておくというのは非常に大切。それが僕にできる最大限の抵抗だと思っています」(インタビューより抜粋)
私が最初に「ゲンロンカフェ」に行ったのは、2013年。あまり東浩紀氏とゲンロンカフェのつながりを意識していなくて、友人から「文学とコミックの関係」(暮らしのノート・文学と漫画)ことを知ることができるというので行ったものだ。そのときは、オタクに関心のある若者で、参加者も少なかった。そんなに繁盛するとは予想していなかったものだ。
その後、たまたまその方面に行ったときに寄ったが、時間が早くて開いていない。どうなっているのだろうと、ドアを開けたら、イベントの打ち合わせをしている東氏と顔を合わせた。その後「福島第一原発観光化地化計画」で話を聞きにいった。新聞記事にもあるが、講壇と聴衆の距離が近くて、面白い話がでる。
遅くまで話が続くので、帰りの電車の時間を考えながら行ってみるのもおすすめだ。会員制度で、1800人というのが公称らしい。非会員は1回3000円だった。
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