東浩紀氏「福島第一原発観光地化計画」を語る
東京新聞11月2日朝刊の「あの人に迫る」に東浩紀氏のインタビュー記事が載った。タイトルは「軽薄さがないと関心は続かない」(武藤周吉記者)。それによるとゲンロンの出版「福島第一原発観光地化計画」は、売れ行きが悪いという。ーー計画を発表して1年たちますが、反響はどうでしたかーに「はっきり言って、ほとんど反応はないですね。砂漠に向かって叫んだというか、砂に水をまいたというか、手応えはないです。本の売れ行きも僕の出したなかで、最も悪かった。」ー個人単位ではよい計画と思っているという人はたくさんいるが、公に発言する人はいないという。自分は、買って持っているが、なかなか良いことが書いてある。原発事故の起きる周期というか、30年に一度は大事故が起きる傾向にある。先見の明があると言われるのは、福島の事故が忘れ去られて後、幾また事故が起た時のことであろう。参照《杉田俊介「東浩紀論ー楽しむべき批評」(「新潮」11月号)を読む》
| 固定リンク
コメント