外狩雅巳氏の小説「足払い」(下)を穂高健一ワールドに
外狩雅巳「足払い」を穂高健一ワールドサイトに公開しました。作品を随時「詩人回廊」北一郎サイトに掲載していく予定です。この作品は、外狩氏が大変気にいっているもののようです。
おそらく、肉体のエネルギーを文章のなかで書ききったという充実感があるのでしょう。その意味では、たしかに文体にエネルギーが出ています。
読者の読む作品感としては、現代社会における個人の閉塞感へのフラストレーションの表現の範疇でしょう。このようにひとつの作品について長々と能書きをつけられるのは、ネットの特性でこそ有効かなとも思います。
三田文学の最新号での同人雑誌評が、かなりのページ数を費やしているのを読むと、商業誌でないから可能なのかとも思います。北の試みも一つの方法だ思います。ただ、北の評論のレベルの低さが外狩氏に気の毒で欠点ですが、逆にこれにたいする批判や反論のしやすさにつながれば、よいのではないか、という腹づもりです。
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