« ネットでヒット太田紫織『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』 | トップページ | 【エンタメ小説月評】(読売)胸に迫る「私たちの物語」 »

2014年10月10日 (金)

峠を越えて下り道の国力と文学「28歳の頃」の視点

右翼、左翼、ヘイトスピーチなど騒がしい世間だが、その遠因は日本経済が成長しなくなったことにあるのでは。以前は、あっても大きな騒ぎにならなかった。大資本力が拡大し、そのおこぼれが諸国民にわけられていた時代は、相対的に不幸なひとたちは比率が下がる。しかし資本の収奪力が薄まると、貧乏人から薄く広く収奪する。不幸な人たちのヒステリックな声の比率は上がる。商店がつぶれ、店主は自分が売っていたものをコンビニで買うしかない時代。外国人観光客を増やしたり、カジノをつくるのも、自国で富を生産しないで収入をはかる。他人まかせの経済を成長戦略とういうか。それと同じ視点での 小説「28歳の頃」(外狩雅巳)の評論「~~読み方・抄録」を北一郎「詩人回廊」での連載完了。

|

« ネットでヒット太田紫織『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』 | トップページ | 【エンタメ小説月評】(読売)胸に迫る「私たちの物語」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ネットでヒット太田紫織『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』 | トップページ | 【エンタメ小説月評】(読売)胸に迫る「私たちの物語」 »