郡山で「文学の学校」古川日出男さん(48)らが
福島県郡山市出身の作家、古川日出男さん(48)らが東日本大震災の被災地で行う無料サマースクール「ただようまなびや 文学の学校」が8月23、24日に郡山市であった。《産経:郡山で今夏も「文学の学校」 》
この講座もタイトルだけみれば小説作法を説く実践的な教室。だが真の狙いは言葉を形づくる「物の見方の大切さ」(古川さん)を体感してもらうことにある。物語の中で重視するポイントには個性が如実に出る。そこには人生経験も投影されているから、自分の内面を見つめ直すことにもつながる。東京から来た会社員の落雅季子(おち・まきこ)さん(30)は「よく知っていた短編への見方が変わった」。古川さんは「小説はみんなが同じアイデアを使って書いたとしても同じものにはならない。それは言葉のチョイス(選択)に自分が反映されるから。自分の言葉を届けるにはどうすればいいかを考えるきっかけになれば」と話す。
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