寅さんの立ち位置と現代
小説「28歳の頃」(外狩雅巳)の評論「~~読み方・抄録」を北一郎「詩人回廊」での連載。ここでは、作品の時代が日本経済が峠を越えて、次の段階に移ったことで、作者の感性と時代の関係を記した。映画の寅さんシリーズはいまでも人気があるようだ。
ここでは、なぜ寅さんだけが、周囲を騒がせ、身内に迷惑をかけるような暮らしが許されるのか。なぜ、みんなが寅さんのような生活をしないのか、という側面から社会と関連づける話をした。同時に現在の経済成長しない資本主義社会に入った現状と過去のちがいを解説しようとしたが、未達のままになっている。
| 固定リンク
コメント