自分史と自費出版のコメントに思うこと=外狩雅巳
九月初の掲載にたいしてコメントが寄せられました。有難うございます。その内容は自分史の自費出版はそんなに多くは無いだろうとありました。書き方講座を受け自分史を自費出版された方だそうです。
講座受講者よりも詩歌など他の部門での出版者のほうが多いのではと疑問を抱いているそうです。
考えてみました。写真集などの非文字系の本も多くありますね。ペット写真や故人の思い出写真、会合記念・旅行記念・庭の花々、――社史・同窓会史。出版して配布し保存する。文芸なんて少数派かもしれません。
新聞小説「マイストーリー」は自費出版社の社員が主人公の作品です。商売です。あらゆる手段であらゆる分野から客を集める必要があります。
私が文芸同人会の会員なので我田引水で物書きの本ばかり考えました。
新聞小説では口述筆記も有りで代書も有料で行うからと営業していますね。
以前、私の処に送られてきた本も、上等な布製本で数百万のものでした。
内容は他人に読ませる価値は無いのではと思いましたが本人の宝なのでしょう。
数種類を作成したとどっさり送ってきましたがお世辞の返事で済ませました。
今回のコメント者も自分史は文芸同人会で評価されないのではとあります。創作中心の同人雑誌では作品の工夫が討論になるのでひねった内容が多いですね。
この方も同人誌に参加されたようです。その時の感想からのコメントのようですね。
しかし、高齢化の今後は自分史的な作品も多くなるのではと思います。
生きた証。どこかに書き残したい。そんな人たちが大勢います。相模文芸クラブも新会員が続々と増えています。
これとは別に、町田文芸交流会で、9月29日に例会を町田市公民館で開催します。
《参照:外狩雅巳のひろば》
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