新人賞公募条件の緩和を求めて署名活動=文学フリマ
文芸同人誌即売会の文学フリマ(事務局)では、文芸雑誌の新人賞公募に「未発表作品」という条件があるものに対し、フリーマーケットやネットで公開したものでも、応募が可能になるように規定条件の緩和を要望するキャンペーン署名活動を開始した。《参照:暮らしのノートITO文芸と思想》
文学フリマでの販売を目的にした作品と、従来の古い形の自己探求を文学で表現するする仲間が集まった文芸同雑誌とでは、微妙な差がある。書くことそのものに意義を見出すことに傾斜した文芸雑誌にくらべ、時代を意識し自ら販売をして読者を広げる手売り型同人誌や個人誌のほうが、市場意識が強く、作風もそれなりに時代性を考慮している。それなのに、意欲の強い作品が公募から外されるのは、不合理ではないか、という話は以前からあったものである。
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