「28歳の頃」の作品評論と「疎外」論
小説「28歳の頃」(外狩雅巳)の評論「~~読み方・抄録」を北一郎「詩人回廊」で連載しはじめた。外狩氏は、すでに書籍化して文学仲間に配布している。すると、それまで、なぜこのような作品を書くのか、作者の意図がわからなくて、興味をもたなかったが、評論を読んで、納得したという反応があった、という。そこで文芸同志会と穂高健一ワールドでリンク活用し、もっと認知をひろめようというものだ。北一郎の視点は、マルクス経済学における労働者の人間性の「疎外」とは何か? というものが出発点だが、それを文学に応用したものである。外狩氏は、それが文体評論にまで及ぶなら、それでいいという。
外狩作品には、このほか「足払い」という短篇があって、それについての北の評論があるので、それもこの仕組みで公開したいと、意欲的である。
他の会員の話によると、情報の長期保存期間が読み捨てされる雑誌や週刊誌よりもネットサイトの方が、長く保存されるという傾向が出ているそうである。これまでにない試みなので推進させていきたい。
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