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2014年8月 4日 (月)

文芸同人誌「仙台文学」第84号(仙台市)

 本誌は、同人17人中12人が仙台市在住の宮城県を代表する文芸同人誌である。小説三篇・詩七編・随想四編が98頁に納められている。
 編集後記にはこう記されている。「当誌が創刊五十年を迎えたことは前号に記したが、宮城県芸術協会も創刊五十周年を迎えている。(中略)会員六十数名による宮城県詩人会がある。当誌同人も七名が加入していて、今年十周年を迎えた(以下略)」
【「偽装自殺をした男」牛島富実二】70枚の作品を興味深く読んだ。戊辰戦争時の仙台藩における内情を書いている。軍の総指揮官である松本要人を主人公にした歴史小説。東北の各藩が同盟して明治政府軍と戦った歴史を仙台藩から見た作品である。
  藩の降伏後は身代りによる偽装自殺で生き延びた史実が小説風に作られている。主人公や妻の人間味ある描写についつい引き寄せられて読み入ってしまった。
発行所=仙台市泉区向陽台4-3-20、牛島富美二「仙台文学の会」
紹介者=「詩人回廊」外狩雅巳
            ☆
 別記=「仙台文学」誌は四年前から届き始めた。「文学街」集会に出席し仙台文学同人の一人と懇意になった。文学街文庫に寄稿した事が全国交流の始まりである。牛島代表は私の父親の東北学院教師時代の元同僚と知り親密感も深まった。
 前記のように宮城県の文芸・芸術の連絡網の中枢を務める活躍ぶりである。東北大震災の後遺症が続く中で最大の中心都市仙台からの発信は意義があると思う。(文芸交流会事務局・外狩雅巳

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