同人誌「相模文芸」第28号の作品評の現状=外狩雅巳
六月末に相模文芸28号が発行された。六月一日発行となっているが18日の会合で受領。月末に会員の木内是壽さんから外部配布用にと十部戴きました。大いに助かりました。
文学街で同人誌評を担当する岩谷さんと吉岡さんを始め各地の同人会に送りました。
今日までに六人の方より返事が来ました。
【返信Ⅰ】
エッセーを読みましたが皆さんそれぞれ旨いですね。感情がこもっています。外狩さんのはちょっとむずかしい感じがしました。
【返信Ⅱ】
地域の文芸愛好者達の創作活動が良く分かります。文学街同人誌評の参考にさせて貰います。
【返信Ⅲ】 ぶ厚いページに筆者の方々の魂が息づいているようで惹かれます。エッセーが主力のようで読者は読みやすいのでは?
「おらんださん」についての貴作品はとても読みやすかったです。ポイントを捉えて簡潔、しかも急所をしっかり押えマルクス引用についての作者への提言が冴えているなあと感じました。
一方、中村さんの論評は長くもありより専門的でそれが故に硬く「おらんださん」を読んでいない私にはとりかかりにくい感じ。
同人誌が評論に傾いているのなら確かに中村さんの論評作品は読応えがあります。
【返信Ⅳ】木内さんの「梅谷庄吉」の作品はなかなか良いと思います。読みやすい文章です。
テレビで「花子とアン」をやっていてタイミングが良く多くの読者を持つでしょう。
登さんのガリ版に関した随筆も興味深く読みました。随筆主体になってきましたね。
調査力や見識が高い上に文章力のある作者が多いのですね。専門性もありますね。
外狩さんも評論ですね。ますます評論雑誌に成ってゆきそうですね。
■関連情報《外狩雅巳のひろば》
| 固定リンク
コメント