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2014年7月 9日 (水)

短歌誌「香雲」17号(相模原市)の現在=外狩雅巳

短歌誌「香雲」は、大友道夫氏が五年ほど前に創刊した短歌誌である。今号は24頁建だが年四回刊行を守っている。大友道夫氏は15年前の相模文芸クラブ設立準備会合に結集した古い同人誌仲間である。
 氏は長らく短歌の世界で活躍し先生と慕われ指導している。一念発起し自身の城を建てた。現在は短歌中心の紙面構成だが吟行会と称し旅を企画しその旅行記なども掲載している。編集後記やコラムの散文も多く随筆的な文章もある。前回紹介の「白雲」誌のような前途の可能性を秘めている。
            ☆
・どうしたの万能細胞万歳と胸躍らせたに泡と消えるか
・武器輸出新原則の決定を夕刊に知る四月馬鹿の日
・感情のコントロールが利かぬのは雨降りのせい昨日今日あめ
・「ヨボセヨ」と間違い電話かかり来て事もあろうに朝鮮総連?
・コンビニの誕生初日に売れた品 中年男性サングラス買う
           ☆
 五首とも作者は別だが狂歌のような面白い作品も多く掲載されている。二十名程度の会だが高齢化の時代なのできっと大きくなると思う。多くの受贈誌があり各誌の二三首を紹介している。次号は五周年記念号。
◎短歌誌「香雲」17号・7月1日発行。発行所=八湖沼相模原市中央区上溝6-7-3、大友方。

  文芸の同好会も高齢化で前途多難である。ネットで全国同人誌一覧を検索してみた。 多くの会にホームページ等がある。読んでみると廃刊・休刊の事態が良く分かる。 仲間の訃報も多い。主宰者の訃報が終刊号に出ていると胸を締め付けられる。 倒れて後止む。それは明日の我が身でもあろう。同人誌創刊の記事は少ない。
 そんな中での「香雲」の創刊から五年間の歩み。相模原の地に文化文芸が根付く事を
祈る。
 紹介者プロフィール=外狩雅巳のひろば

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