円城塔氏など日本のSF小説が、北米翻訳で支持拡大
日本のSF小説が、北米でじわじわ浸透している。米文学賞を受賞したり、ハリウッド映画の原作になったり。ここ数年、翻訳作品を増やしてきた出版社の戦略が奏功しつつある。
米国でペーパーバックとして刊行されたSF小説の年間最優秀作に贈られる「フィリップ・K・ディック賞」。今年4月、次点にあたる特別賞に芥川賞作家円城塔の『Self―Reference ENGINE』が選ばれた。2011年の伊藤計劃(けいかく)に続き、日本人の特別賞は2人目だ。
さらにこの夏には桜坂洋の小説『ALL YOU NEED IS KILL』が、ダグ・リーマン監督、トム・クルーズ主演でハリウッド映画に。英語版がプロデューサーの目に留まったのがきっかけだ。
このところ目立つ北米でのちょっとした日本SF人気を演出したのが、在米出版レーベルの翻訳事業だ。
朝日新聞「日本のSF、北米でじわり浸透」
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