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2014年6月21日 (土)

文芸同人誌「四国作家」46号(丸亀市)

 本誌は同人31人でその半数は高松市です。小説四編を中心に130頁からなっています。
【大森捷二「讃岐那賀群の刀良の帰国」】
  讃岐の古代史断片を万葉集や日本書紀を調べて書いた評論です。柿本人麻呂の長歌を紹介しながら当時の人々に迫っている。幾つかの歌を引用して中国・唐の文化と日本人論になっています。朝鮮半島の覇権を巡る白村江の戦い、大和軍捕虜の帰国談で、なかに記紀等の記録や和歌を縦横に引用し著者の歌論が展開されています。
  同時に万葉人等の当時の日本文化の洗礼度や人情も書き込まれています。大森さんは事務局を担当する心労を私信に書き添えています。しかし作品には彼の心意気が感じられ声援を送りたくなりました。白村江の戦いが日本古代東北地方に及ぼした影響は、僕の作品「北の大地の記憶」と題した小説でも背景にしていますが、二百枚程で中断しています。東アジア覇権戦争に敗れ東北征服に邁進する時代に興味津々です。大森さんに励まされました。
発行所=〒763-0081丸亀市土器町西5-370、大森方。
紹介者=「詩人回廊」外狩雅巳
          ――  ☆  ――
 別記・個人出版本紹介=群系の会同人・市原礼子さんから詩集「愛の谷」(詩画工房)と群系の会同人・澤田繁晴さんから評論「眼の人々」(龍書房)を頂きました。
 年二回刊の同人誌「群系」では僕も会員として書かせてもらっています。
 今回は七月に発行です。町田文芸交流会の小野さん作品が載ります。このような各地の同人会や同人誌作家を知ったのは交流の場です。文芸思潮の五十嵐さんの呼掛けた関東同人誌交流会で群系を知りました。文学街主宰の森啓夫さんの誘いで文学街集会にも二回参加しました。四国からやってきた大森さんと話したのはこの会合です。
 ここ数年で多くの方と知り合い.紙誌交換を続けています。特に文芸同志会の伊藤代表と知り合った事は大きいと思います。結果、こうしてネットでも文芸発信が出来るようになりました。その恩恵を活用して各地の文芸仲間とその活動実績紹介を続けます。

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