500文字の心臓と、短編に復帰=豆本作家・赤井都さん
光文社などに作品掲載の前から、インターネットの投稿サイトに超短編を投稿していました。読者の反応がダイレクトにわかるのがいいです。また、たとえば音楽の世界だと数10年以上前からある一つの傾向として、商業とは縁なくインディーズで好きなものを好きなように作っていて、それがよいもので、ファンもいて、そこで充分だから、インディーズから商業デビューのルートにあえて乗らない作り手たちがいるみたいに、本の世界でも、インディーズで充分すばらしいものを書いていて、商業とは関係なくやっていっている人たちがいます。別にインディーズを商業への前段階のステップに考えるつもりは必ずしもない、という現象があったりします。
かといって商業の話も拒みませんが、商業本に掲載されたからその後の作品発表は商業本でだけ、という縛りも全くありません。私の今回の投稿に関しても、「素人たちと一緒にやって」という見方は不要です。下二つの投稿サイトは、商業ではなく、良いサイトです。
これまで、豆本で忙しくって、文章修業が滞ってしまったのが、気になっていました。書くぞ~なんて気はそれでもなく、だらっと休息していたのですが、5月に文学フリマに行って、みねぎしさんやタカスギさん、楽志さんの顔見てちょっとしゃべったら、なぜか家に帰ってきてから、以前みたいにパソコンに向かって、お題を見て、ワードを開いてしまっていたわ。
「500文字の心臓」は、500字超短編。結果発表中。「短編」は1000字短編。ただいま予選投票受付中。
500文字の心臓
短編
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■豆本がちゃぽんに作品が入りました=2年半ぶりに、豆本がちゃぽんに豆本を入れました!週末から、東京堂書店神保町店と、有隣堂厚木店で開催中。一回100円、一人3回まで、両替不可。なくなり次第終了となります。いつもだと数ヵ月あります。
私の豆本は『イタリア語の練習1』。通販ショッピングカートには入れませんが、言壺便り読者限定で7月15日まで通販します。どれが出るかわからないがちゃぽんと違って、作品指定して買うので、一冊300円、配送料手数料
200円、合計500円です。一人一冊しか購入できません。カプセルはつきません。ご希望の方は、このメールにリプライでお知らせ下さい。都合により7月15日より前に販売を終了する場合もありますが、ご了承下さい。
「豆本がちゃぽん」は、「笑点」みたいなものだと思うようになっています。つまり、落語を一席聞くのはちょっとおっくうでも、笑点なら気楽に見られます。笑点から落語に入っていく人は案外少ないかもしれず、笑点だけのファンがつく。豆本がちゃぽんもそんなかんじかなと。作る側にとっては、今回私は、こんな小ネタを発表できる場があって、よかったな、と楽しんで作りました。小ネタこそ、豆本に似合うな、とも思いました。豆本らしい豆本の気楽さを、ずっと持っていられるのが100円の豆本がちゃぽんです。
メイキング写真掲載・赤井都ブログ
豆本がちゃぽん公式ページ
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(赤井都メールマガジンより)
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