下村敦史さん9回連続で応募し第60回江戸川乱歩賞に
第60回江戸川乱歩賞(日本推理作家協会主催)の選考会が12日開かれ、京都府の下村敦史さん(32)の「無縁の常闇に噓(うそ)は香る」に決まった。副賞は1千万円。応募総数は349編で、最終候補5作から選んだ。
13日に東京・音羽の講談社で記者会見を行った。選考委員の有栖川有栖氏は、受賞作について「(最終候補の)相対評価ではなく、絶対評価でA」と絶賛。今野敏理事長も「自信をもって世に出せるものを送り出せた。ぜひ期待してほしい」と話した。 受賞した下村氏は京都府出身。これまで同賞に9回連続で応募し、最終候補にも4回残ったほどの実力派。「喜びよりも戸惑いのほうが大きい。向上心をもって書き続けたい」と話した。同賞受賞作以外に未発表の小説が30編ほどあるという。 受賞作は8月上旬、講談社から刊行。
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コメント
「コブタン」37号お贈りしました。須田茂の「アイヌ文学史」好調連載の労作です。本人は一生の仕事として完成したい、と申してます。
私は「維新前夜・江戸城」の130枚です。(* ̄ー ̄*)
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2014年5月14日 (水) 16時56分