デジタル化と本の市場= ネット小説投稿に気をつける3つ
自宅で仕事をするようになり時間の余裕ができ、ネット小説の存在を知って、2次創作から始めた。それまで小説執筆経験はなかったという彼女の本業はイラストレーター。小説よりも少女漫画、なかでも遠藤淑子作品を好んできた。≪くるひなた氏キャラクターありきの「蔦王」から新文化≫
ファンの多くは女性だが、男性ファンも付いている(同じレジーナから刊行されている如月ゆすら『リセット』の男女比は3対7とのこと)。
『蔦王』はキャラクターをまず絵に描いて作り、設定や大まかな筋書きを考えてから書き始めた。「毎回途中で脱線して、最初の計画とは全然違うものにできあがることもしばしばでした。読者から感想欄にいただいた言葉がヒントになって道が開けたということもあります。ただ、ネットでは公開済みの話でも遡って修正できるので、幾分気楽です」。
ネットに投稿する際に気をつけていることは3つ。それぞれのページの文字数にあまり差が出ないようにすること。続きを読みたくなるような「引き」を意識すること。更新のペースを早くすること。「なかなかそう上手くいかないのが悩みどころではあります」。
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