第17回文学フリマ参加レポート!純文系は減る=外狩雅巳
文学フリマに行ってきました。五、六年前に一度見学はしましたが。著書の宣伝販売を行うのは初めてです。
ブースの大半は学生などの若者グループで占められていました。純文学系の文芸同人誌は以前より減っていました。
七百もの参加団体の中でほんの一握りになっています。多くの文芸同人会が参加し存在をアピールしてほしいものです。今回も「銀座線」と「文学市場」が健在で同人誌や個人誌・フリーペーパーを並べ同人会員が多数売り子として群れていました。
私は文芸同志会員としてブースに展示させてもらい店番をしました。文学フリマ用に制作の手作り冊子「外狩雅巳世界ガイド2013」が三冊売れました。他のブースのフリーペーパーより貧弱なホチキス止めの冊子が五百円で売れたのには驚きと感激でした。
文学クループの文芸同志会に入会し、サイトを分けて貰いその中での発信を紙に定着させた小冊子です。
装丁・造本等とても書店店頭に並べられるものではありません。それが商品価値を持ったのです。文学フリーマーケットと言う場所に驚きました。
入場者も3千人以上と見られ大変な盛況でした。机半分のブースに本を並べただけの場所が輝いて見えました。
若者のブースに並ぶ冊子は、ライトノベル系の作品で私たち中高年の文芸同人誌の作品とは異質なものでした。
そんな若者たちの漫画系の作品が並ぶコミケットには二十万人もの入場者が来ると報道されています。場違いな感じもして落ち着かない店番でしたが、大変良い経験になりました。来年も参加したいと思います。
若者たちと合作した三人詩集ギフトを来春に改定増刷する予定です。若い女性が企画中です。 これをフリマで宣伝したいと思います。私家版の自費出版本を宣伝する絶好の場所だと考えています。
≪関連情報:外狩雅巳のひろば≫
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