同人誌作家のあり方を試行錯誤
雑誌「文学界」11月号の「同人雑誌評の果した役割」(勝又浩)によると、同人誌評で、作品を批判すると、その担当がやめるまでは、同人誌を送らないという怒りの手紙がきたりしたらしい。「我々からすれば、言われたくなければ雑誌を送ってこなければよいだけのことだが、書き手の側としては何か言ってほしい、だが批判は聞きたくない、ということなのだろう。しかし、身銭を切ってやっているからといって、それゆえに立派だとも、批判してはならぬというべき理由にはならないだろう。」と記している。当会では、すでに作品紹介の役目は終えたと考え、多忙な場合は、目を通して参考にさせてもらう程度しか対応できなくなってきている。
ただし、会員の場合は要望さえあれば、批評的な内容で長めに論評をしている。その場合、読者に作家への認識を高めてもらうため、会員個人のページ作成に力を入れようとしている。そこで「豊田一郎のひろば」を制作した。ネットでの関連情報を集めて、同時にオピニオンがあれば述べてもらおうというものだ。それでどうなるというものでもないが、試行錯誤できるのがネットの面白さでもある。
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