村上春樹の比喩、隠喩の特性について
村上春樹はノーベル文学賞候補の筆頭にあるらしい。国際的な評価に加え、今では日本では国民的な大作家と言えるであろう。昔は「宮本武蔵」や「平家物語」を書いた吉川英治が国民的作家と言われた。若い頃、汗かきの友人がいつも汗ふきタオルと吉川英治の「宮本武蔵」の何巻かの1巻を身に携え、人生の指針としていたのを思い出す。純文学とはいいながら、村上春樹はライフスタイルに影響を与えるのだから、大衆小説並みである。文章の比喩が、村上式で詩の一部のような、わかったようでわからないところが、読者を楽しますのかも知れない。
≪参照:「村上春樹 読める比喩事典」刊行で何が見えるのか≫
こういうファンもいるので、読者を楽しませる術に長けているのである。中には笑ってしまうような奇妙なものもある。植山良氏≪参照:村上春樹さんの例え、比喩、メタファー、名言集≫
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コメント
春樹文学の秘密を象徴するのは、作品の題名です。
<ノルウェーの森><IQ84>などは、ビートルズの歌の題名やジョージ・オーウェルの小説の題名<Ⅰ984>をもじったり、喩として読者にイメージを投げかけたり、です。これが世界の若者を魅了してます。
作品の題名からして読者を惹きつける仕掛けです。
( ̄ー ̄)ニヤリ
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年10月 8日 (火) 23時13分