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2013年9月16日 (月)

体験と創作の関係

 北一郎の旧作「はこべの季節」を、「詩人回廊」に掲載することにした。これは2003年、青山ブックセンターで開催された第2回「文学フリマ」に出したもの。この時期は、ネットの利用の初期で、どれも横書きであった。そこで、今後は純文学も横書きだろうと、「水平読み・純文学」とし、売り場で「あなたは横書きで文学が感じられるか」、とか問題提起した。知り合いの文芸評論家や編集者が興味を持ったが、その後反応的音沙汰なし。ただ、先ごろ「abさんご」が横書きで芥川賞になった時、「そういえば、同志会で横書き純文学小説をやっていたよね」という人がいて、こっちはすっかり忘れていて、そうだったな、と思いだした次第。さがしたらデーターが残っていた。ヤフーのメールホルダに原稿添付ファイルで保存してあった。ヤフーのフォルダは長期に変わらず保存しくれるので、すごい。
 今回、とりあえず冒頭部を出したのは、これから北一郎名義で、労働者文学作家の「外狩雅巳の庭」で「この路地抜けられます」を例にあげた文芸評論をするので、「論評する当人はどんなものが書けるのだ」と思うひとのために、まず掲示したもの。出だしの迫力では外狩「この路地抜けられます」の方が巧く、迫力がある。ただ、お互いに労働者体験があって、同時期に働きながら夜間大学に通った、という共通体験に特別な思い入れがあって言及しているのだなーということがわかってもらえれば、という意図である。

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