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2013年9月17日 (火)

デジタル印刷の少部数生産で採算

. 講談社と小学館は少部数用の生産、増刷に対応するデジタル印刷・製本機を導入している。こまめな増刷などに対応することで、品切れの防止やコスト削減につなげる狙いだ。「デジタル印刷の少部数生産」 (文化部 川村律文)(2013年9月15日 読売新聞)

 講談社は文庫や教科書などを製造するインクジェット式の印刷・製本機を導入し、2月から本格運用を始めた。文庫本であれば1時間に約1200部の生産が可能で、当面は月に300~400タイトルの製造を目指す。よく調べればルビなどがゆらいで見える部分もあるが、梅崎健次郎業務局長は「読者がほぼ気がつかないレベル」と語る。
 また、小学館は文庫やコミックを生産できる印刷・製本機を3月から稼働。すでに少部数で2度重版をかける作品も出ている。
 印刷会社によるオフセット印刷の増刷は、製版の固定費がかかるため、1000部程度以上を刷らなければ採算ベースにのらない。しかしデジタル印刷であれば、50部、100部という少部数からの生産が可能になる。品切れ状態が続くという事態を避けられる。

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