病床から小説を書き始めた鈴木伸氏。ファンタジーノベル優秀賞「きのこ村の女英雄」
大学卒業後にスポーツクラブのトレーナーになったが、27歳の時に心臓病を患って退職。病床から天井を眺めて過ごす日々の中、「せっかく拾った命だから」と幼いころから好きだった小説を書き始めた。最初に書いた作品は原稿用紙約4000枚の大長編。その後も「長い作品ばかりで応募規定に合わない」と苦笑するほど、着想がわいてきた。病気を乗り越えて再就職も果たし、今では早朝5時半に起き、出勤前の2時間の執筆が日課となっている。
小説を書き始めて8年、ようやくつかんだ作家への道。「何かを得たり、元気が出たり、人の役に立つ作品を書きたい」と語った。「日本ファンタジーノベル大賞優秀賞」「きのこ村の女英雄」(2013年9月20日 読売新聞)
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