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2013年6月23日 (日)

小説の書き方の本について(上)

 「60歳で小説家になる」森村誠一・著(幻冬舎/ 798円)/「小説講座売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない」大沢在昌・著(角川書店/ 1575円)/「小説を書くための基礎メソッド 小説のメソッド〈初級編〉」奈良裕明/著(編集の学校/監修 雷鳥社/ 1680円 )/「東京大学で世界文学を学ぶ」(辻原登・著 集英社/ 819円)/「小説の読み方、書き方、訳し方」柴田元幸・高橋源一郎・著(河出書房新社/ 777円)(2013年4月19日 読売新聞・待田晋哉記者)
 75歳で黒田夏子さんが芥川賞を受賞し、定年退職者ら熟年層の書き手に刺激を与えたようだ。誰でも、小説を書いてみたいと思うことはあるだろう。
 奈良裕明著、編集の学校監修の『小説を書くための基礎メソッド』(雷鳥社)も役立ちそうだ。物語のプロットを作るため「ハコガキ」を推奨する。場面ごとに、場所、時間、出来事、人物、セリフなどをメモ用紙に書く。これを何枚も作り、並べ替えて話の流れや伏線を作るという。
 「視点」「プロット」など、指南本には強調する点に濃淡がある。それが、作家の文学観を反映しているようでもあり、興味を引く。
 大沢在昌『売れる作家の全技術』(角川書店)は、7刷で3万2000部の売れ行き。1回に4000部刷るという計算だ。文学関連書では、これでも売れている方であろう。プロの作家も購入しているとの噂(うわさ)もある。担当編集者の三宅信哉さんは「エンターテインメント小説志望者には必須の一冊」。講義形式で会話文、キャラクターなど小説技法を紹介。特に「視点の統一」を論じた章の基本がある。

 伊藤の感想は、とくにないが、強いて言えば「そんなに苦労するのは、やだなあ」というもの。だからダメなだというのは、わかっている。同人誌情報で外狩氏が、下手な作品を論じるべきと主張しているが、それはどういう考えかわからないが、もし巧いからだめなのだ、という考えなら一理ある。出版社が新人を募集するのは、下手なエネルギーが欲しいからで、巧い作家ならすでに沢山既成作家にいる。

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