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2013年6月 7日 (金)

外狩雅巳氏から意見を聞いて――今後どうするか考えた(2)

 同人誌を主体に考える外狩雅巳氏の主張はだいたい判ったと思う。「詩人回廊」は、もとから読者が少ないのはわかっていた。特定の人しか読まない。それがいいのだ。最近の読者の傾向をみたところアクセスページビューが50ページ前後、訪問者数が20人くらい。一人が2ページ余を読んでいることになる。
 発足当初は5人程度のアクセスだったので、1日あたり2倍以上に増えている。私はいまのところこれで十分だと思っている。本来なら自分の書いたものを街角で手渡しして読んでもらわねばならないのに、黙って掲示するだけで10人~20人の読者がいるということなのだ。
 外狩氏の同人誌論は、本人が書いているように、文芸同人誌仲間を相手に書いている。それはそれで、文学読みの専門家集団の読者を獲得するのは、やりがいがあるので大いに活動して欲しい。
 直木賞作家の白石一文氏は5月から一昨年6月に刊行の説『翼』(光文社)を簡易投稿サイト「ツイッター」で無料公開し始めた(2013年6月4日 読売新聞)。白石さんは昨年11月、ツイッターのフォロワー(閲覧者)が1万人を突破したら同作を無料で公開する、と宣言。目標「到達」を機に約束を実行した。作品はツイッター用に細かく分割され、毎日15回ほど更新。3~4か月かけて全文を掲載するという。白石さんの「無料公開」の理由は「書き終えた時に、初めて達成感を持てた」小説で、自ら「僕の代表作」と呼ぶ作品にもかかわらず、東日本大震災で発売時期がずれたことなどもあって売れ行きは芳しくなく、「採算を度外視してでも多くの人に読んでほしい」との思いが湧き上がったからだという。
 電子省籍の世界でも、プロの作家が作品によって有料公開と、無料を公開に分けている例がある。無料でもいいからどうしても読んで欲しいものがあるのだ。

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