個人出版の電子書籍が、ハヤカワ文庫に「ジーン・マッパー」
個人出版の電子書籍として話題を集めていた藤井太洋さん(42)の小説「Gene Mapper(ジーン・マッパー)」が、ハヤカワ文庫から刊行された。(2013年5月19日 読売新聞)。同書はSF。会社員だった藤井さんは初の小説となる今作をiPhoneで執筆し、昨年7月に電子書籍として刊行。延べ約9000部を売り上げるなど個人出版の電子書籍としては異例のヒットとなった。――とある。≪参照: 「Gene Mapper(ジーン・マッパー)」 ≫
こういう技術があれば自分でPRできるということになる。この形式と内容との関係など、次第にわかってくることであろう。まさにテクノロジーと表現伝達の進歩はどこまでいくものやら。
藤井さんは「紙で出す場合には、出版社がほぼ全面的な書き直しに付き合ってくれるということが条件だった」と語る。個人出版の時点では、スマートフォンで読まれることを想定し、画面が頻繁に切り替わっても意味が通じるように文章を工夫していた。一方、文庫版はパソコンで執筆し、紙で文章を読み返すなど、執筆スタイルも変わった。藤井さんは「スマートフォンと電子書籍端末、小型タブレットのようにメディアが変われば、やれることも違ってくると思う。個人出版や電子書籍ならではのチャレンジをしていきたい」と話している。――という。
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