文芸同人誌評で知られる東谷貞夫氏のこと
文芸同人誌の作品評を、雑誌「文芸思潮」やネット掲示板に執筆していた東谷貞夫氏の訃報が関係たちを驚かせている。≪参照:文芸同人誌案内掲示板≫
掲示版を読むと、非常にきめ細かく、同人誌交流振興ののために活動されていたことがわかる。私もあっけにとられるというか、驚きであった。東谷さんは、昨年秋のTRCでの「文学フリマ」で、私のブースに見えた。彼は「風の森」という同人誌の発行者という印象があった。その雑誌を送ってきていたが、それがなくなった。作品紹介向けではよくあることなので、気に止めていなかった。そこで、私はこれまで経済ジャーナリストやコンサルを業としてきたが、不定期な家庭の用事の都合より、それをやめて趣味の文芸に力をいれるような話しをした。それ以来「文芸思潮」がこまめに送られてきて、同人誌評を本格的にやっていることがわかった。そして、3月に同人雑誌を対象にした推奨作品選考評議会のようなものがあるというので、参加しアジア文化社の五十嵐勉氏とも再開し、情報交流をしはじめたところであった。縁をつないでくれた本人が他界されるとは――そいういうのに慣れた世代になっているとは言え、なかなか慣れるものではない。冥福を祈るしかない。
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コメント
あの「文芸思潮」で同人雑誌評やっておられた東谷貞夫さんが亡くなった?
本当ですか?
私が「あなたの批評文は文章がまずい。きちんとした文章書かないと」など指摘して、気拙いことになった経緯ありましたが、そうですか・・哀悼を表します。
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年5月20日 (月) 00時30分