« 著者メッセージ: 乙武洋匡さん 『自分を愛する力』 | トップページ | 書き手と読み手~同人誌における作品評の現実   外狩雅巳 »

2013年4月12日 (金)

詩の紹介 「存在と想像の限界」関 中子

存在と想像の限界   関 中子

人を集めて
人・人・人を三つほど書いて
なんと 読ませなかったのか
木を集めて
木・木・木を三つ木の形に書いて
森と読ませたのに
(詩歌文芸誌GANYMEDE57により 2013年4月 東京都練馬区 銅林社)

紹介者・江素瑛(詩人回廊
漢文字特有の性質をふまえた詩人のインスピレーションです。人間は自由の意志で行動する、人三人が集まると、どうしても二人がかたまり、一人が仲間外れされてしまうのはよく見られるものです。それぞれ意志のちがう集団は、気まぐれです。
しかし動けない植物は、好き嫌いは言えません。集まるほど力強く、森になるのです。

|

« 著者メッセージ: 乙武洋匡さん 『自分を愛する力』 | トップページ | 書き手と読み手~同人誌における作品評の現実   外狩雅巳 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 著者メッセージ: 乙武洋匡さん 『自分を愛する力』 | トップページ | 書き手と読み手~同人誌における作品評の現実   外狩雅巳 »