同人雑誌季評「季刊文科」2013年4月15日発行
◆松本道介氏「頭に残った小説」
宇江敏勝「千疋供養」(「VIKING」744号、高野町高野山)、秋月ひろ子「残る桜」(「小説家」137号、千葉県佐倉市)・山田直堯「暗い絵」(同)、森静泉「市松人形」(「狼」61号、高崎市)、天野いずみ「日曜日の雑木林」(「朝」32号、千葉県茂原市)、「火涼」65号斎藤緑雨の小特集より川原徳子「樋口一葉の晩年を彩った斎藤緑雨」・衣斐弘行『斎藤緑雨全集』未収録書簡・二通、そして清水信の斎藤緑雨13会、「青磁」(福井市)より中野重治にかかわる文章、立石富生の連作「五月晴れの日に」・「曇りのちくもり」(「火山地帯」171号、172号、鹿屋市)
◆勝又浩氏「今月の一冊」
「文芸復興」(26号、東京都)「創刊七十年記念特集号」より「現在の文学状況について」・七人の記念エッセイ・丸山修身「我が人生の一日」・堀江朋子「菅原道真と美作菅原--我が幻の祖先たち(一)」・「昭和文学の傷痕」から坂本満津夫「〈人民文庫〉と、その時代」、松田龍彦「報復」(「裸人」29号、高岡市)、「夫婦の来歴」(「關學文藝」45号、大阪市)・浅田厚美「誰もしらない」(同)、小関智弘「見知らぬ人からの℡-恩師久保田正文さんのことなど」(「塩分」54号、春日部市)、千田佳代「すこーし昔 あるところへ」(「朝」32号、茂原市)、神盛敬一「声」(「港の灯」5号、神戸市)・三浦保「オバチャンのいた現場」(同)、甲山洋二「THE KUCHIBASHI」(「半獣神」94号、高槻市)、河井友大「未来の山」(「銀座線」18、東京都)、「丁卯」(32号、沼津市)より伊庭高明「夜のかわせみ」・小堀文一「泉石残影」・栗原陽子「それぞれの葬儀」・興津喜四郎「笛吹川をさかのぼってみれば」
●「同人誌の現場から」投稿は以下
「地域の文学活動」堀利幸(「文学岩見沢の会」代表)
「松茸採り名人」古岡孝信(総合文芸個人誌「二十一」せいき)
「同人誌の未来は明るい」阿賀佐圭子(「九州文学」編集委員)
「『あるかいど』 文学の海に舟を漕ぐ」佐伯晋(「あるかいど」編集人)
「方言なるもの」芹沢ゆん(『メタセコイア』同人)
「同人雑誌の現場から」松村信人(『別冊關學文藝』同人・発行人)
「石川理紀之助翁のこと」岩谷征捷
「『とぽす』田能千世子さんのこと」長瀬葉子(「トポス」同人)
((「文芸同人誌案内」掲示板・ひわきさんまとめより)
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