吉川英治作品の著作権切れ「宮本武蔵」「三国志」が脚光
吉川英治(1892~1962の没後50年が経過し、著作権保護期間が終わり、今年から出版が自由になった。吉川の代表作は、講談社の「吉川英治歴史時代文庫」(85冊)に遺族の意向で集められ、同社以外ではほぼ読めない状態だった。前身の「吉川英治文庫」(161冊)を合わせ3880万部を誇る人気の作品群が著作権フリーとなった。
新潮社は代表作『三国志』全10巻、『宮本武蔵』全8巻を9月まで順次刊行。パソコンのゲームから歴史に興味を示す若い読者に関心を持ってもらおうと、表紙には「信長の野望」のゲームイラストで知られる長野剛さんの絵。読み物的な解説や地図、注釈にも力を入れた。
宝島社文庫も3月から時代背景説明もつけた『新装版 宮本武蔵』の刊行を始める。
講談社は、「他の代表作を読みたくなった読者の要望にもこたえられるし、落ち着いた装丁の本を所有する喜びも大きいはず」(担当編集者)とする。
さらに安価な電子書籍も登場。出版社のゴマブックスが今年に入り、『三国志』の配信を始めた。現在100~150円。著作権の切れた本を無料公開している青空文庫でも、『私本太平記』に続き『宮本武蔵』の公開を始めた。(2013年2月22日 読売新聞)
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コメント
吉川英治著作権フリーになりますか・・
いいですね。私も中学校までにほとんど読んでますからね。純文学など目じゃなかったですね。
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年2月26日 (火) 00時45分