詩の紹介 「君への手紙」 みりうせい
君への手紙 みりうせい
そこの君 つぶされるな!/つぶされるな!
君からなにかを奪う人間だけに/つぶされるな!
悔しいじゃないか
君は 誰か何と言おうと一番大切で
君の権利や自由は奪われはしない!!
だから、君は、生きるんだ!
(三人詩集「ギフト」より 平成22年12月)相模原市・二人企画
紹介者・江素瑛(詩人回廊)
つぶされるか、耐えられるかはその人次第だが、お互い奪いあうこと、というより奪う側も何かをうばわれている。ほんとうは、何か与えられることで生きているのであろう。
例え母体は少しずつ血液と栄養を胎児に奪われ与えられる。それで成長していく、その成長ぶりは母になる人にまた喜びの報いをあたえられる。そんな微笑ましい自由と権利の世界が広がるといいですね。
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