« 第148回芥川賞は黒田夏子氏の『abさんご』、直木賞は朝井リョウ『何者』、安部龍太郎『等伯』 | トップページ |  フリーマーケットで自ら販売してきた作家・赤井都さん »

2013年1月18日 (金)

「癸巳新年の抱負」 赤井都さん

(メールマガジン言壺便り2013.1.14 No.99より)
 2013年を無事に迎えることができました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 マヤ暦でも新しい区切りに入るという話もありましたが、それ以上に個人的に、去年は指を怪我したことから一年が始まって、それをきっかけにこれまでの生活を見直し、ちびっこい豆本作家なのに、分刻みで忙しいなんてどこのサラリーマンだおかしいじゃないか、そんな生活やめよう、と自分の内面でドラマチックな転機がありました。作業部屋も生活空間も片付け整理して、必要なものがすぐに手に届く快適さが戻ってきました。かなりまっさらな気分です。そして、豆本界(?)としても、もう「広める」ことは私はよいんじゃないかと思います。新しく入ってくれた人が周囲に豆本を広める役になってくれることを期待して。私は私の深度を深めていこうと思います。たとえ有名であってもメジャー路線ではないです、これまでもこれからも自分らしい豆本を作ろうと思います。
 作る豆本には、自分のお話を入れます。豆本に自分のお話を入れる、という縛りは年末から既に始めています。
でもまだ今年一月は、がんがん作る気にはなれません。じっと座って物思いにふけったり、音楽を聴いたり、お茶を飲んで窓から外を眺めたり、おとなしくしていたい。
 『手塚治虫の旧約聖書』を読んでいたら、世界を6日で造った後、神が一日休んだとありました。漫画家には厳しい話ですが、3年休みなしで働いたって思えば、私の休暇は6か月あっていい。なのでまだエンジンは無理にかけません。
 春に向けて、ゆるゆるいきます。今は、窓の外は雪。ぼた雪が15cm積もって滑り落ちました。自然を見ていると飽きません。ああ~今は冬籠り幸せ。
 自分の作品は腐らない程度に待たせておけますが、教室は相手がいることなので、相手に合わせたペースになります。ちゃんと見て、言って、してみせて、を今年も心していきます。一期一会だと心して。
言壷ホームページ
            ☆

|

« 第148回芥川賞は黒田夏子氏の『abさんご』、直木賞は朝井リョウ『何者』、安部龍太郎『等伯』 | トップページ |  フリーマーケットで自ら販売してきた作家・赤井都さん »

コメント

売れっ子の漫画家は夜も寝ないで仕事している方いるとか。
すごいですね。
昔の流行作家も月産三百枚なんてのはざらでしたけど、考えてみたら、ブンヤ時代は毎日原稿十五枚二十枚書いてましたもね。

それったって一時間五、六枚ペースで三時間から四時間たらずの仕事。もっとも取材時間別にありますが・・

一首献上。

  書き込みし愛の証か真実は常鬱陶しく人を苛めり

           

投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年1月27日 (日) 04時35分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 第148回芥川賞は黒田夏子氏の『abさんご』、直木賞は朝井リョウ『何者』、安部龍太郎『等伯』 | トップページ |  フリーマーケットで自ら販売してきた作家・赤井都さん »