第148回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作
第148回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が6日発表された。芥川賞初候補の黒田夏子さんは75歳、高尾長良さんは20歳の京大生。受賞すれば、黒田さんは1974年の森敦さんの最年長記録(61歳)を更新し、高尾さんは綿矢りささん(19歳)に次ぐ歴代2位の若さとなる。
直木賞では朝井リョウさんが23歳で、受賞すれば男性最年少。選考会は16日、東京・築地の新喜楽で開かれる。候補作は次の通り。(敬称略)
【芥川賞】小野正嗣「獅子渡り鼻」(群像2012年11月号)、北野道夫「関東平野」(文学界9月号)、黒田夏子「abさんご」(早稲田文学5号)、高尾長良「肉骨茶」(新潮11月号)、舞城王太郎「美味(おい)しいシャワーヘッド」(新潮8月号)
【直木賞】朝井リョウ「何者」(新潮社)、安部龍太郎「等伯」(日本経済新聞出版社)、有川浩「空飛ぶ広報室」(幻冬舎)、伊東潤「国を蹴った男」(講談社)、志川節子「春はそこまで」(文芸春秋)、西加奈子「ふくわらい」(朝日新聞出版)。(共同通信)
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コメント
文学作品は文体です。
一に文体、二に文体、三、四なくて五に文体。
筋書き本位の文芸批評の横行を憂う。
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年1月23日 (水) 14時19分
芥川賞に二十歳ですか。
早熟ですね。
しかし、多分、人生の荒波くぐってきた年配者には物足りない内容であることは推測できます。
若者文化感性と年配者の文化感性は、当然ながら求めるものが違うのは当然ですから。
でも、どのような作品か、ベテラン作家の大人が審査するのですから関心あります。
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年1月15日 (火) 18時30分