日本の出版エージェントの動向
海外の作家志望者は作品を書くとまず出版エージェントがあって、そこに作品を送ると出版元を探してくれるそうだ。そこで見込みがないと判断すると原稿が返送されてくるシステムだったようだ。今はネットのメールがあるのでどうするのであろう。いずれにしても、芸能事務所のように作家と契約を結び著作権の管理や交渉事を代わりにしてくれるのである。
東京新聞11月7日付け夕刊では、講談社の若手編集者の佐渡島庸平さん(漫画編集)と三枝亮介さん(文芸担当)が、エージェント「コルク」を設立し、山崎ナオコーラさん、阿部和重さん、伊坂幸太郎さんの海外出版、漫画家の安野モヨコさんが所属しているという。
先駆けエージェントには1999年に早川書房から独立した村上達郎さんの「ボイルドエッグス」があり、三浦しおんさんや万城目学さんがデビューしているという。
読み物は日本語だけだと市場が小さい。そのために日本の作家は沢山書かねばならに。それが英語圏の作家だと1年に1作長編を書くといったことで悠々生活している例が多い。市場拡大には英語訳は必要であろう。ただ、それらは売れる作品が前提であるが。
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