コンピューターで小説創作へー星新一作品超える?.
「ショートショート」(掌編小説)の草分けだった星新一さん(1926~97)の作品をコンピューターに分析させて、5年以内に同等以上の内容の小説を創作させる研究が始まる。公立はこだて未来大の松原仁教授と作家の瀬名秀明さんが6日、発表した。人工知能を搭載したコンピューターによる初の本格的な小説づくりで、人工知能による作品と分からないように、ペンネームで出版社の文芸コンテストに応募して入選を目指す考えだ。
松原教授らは、「ボッコちゃん」など1000編以上の作品を残し、起承転結が明確など分かりやすい構成や文体の星さんの作品に着目。作品中の単語や文章の長さなどをコンピューターに分析させて、星さんの独創性を見いだし、それをもとに400字詰め原稿用紙20枚以内のオリジナル作品を創作させる。瀬名さんは顧問として研究チームに助言する。(2012年9月7日 読売新聞)
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コメント
短歌、俳句のコンピューター創作が行われている現実がありますから、当然短編小説分野でも論理的には可能なはずで、残る問題は技術的な手順のみということでしょう。チェスや囲碁・将棋部門で名人対決が行われる時代に入ってますから、コンピューターによる小説も当然可能でしょう。
しかし、精神は「揺らぎ」があるので面白いわけで、コンピューターに情感の「揺らぎ」を求めるのは無理。小説は理つめだけでは成り立たないものですから。
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2012年9月12日 (水) 04時14分