« 詩の紹介 「声波紋」原かずみ | トップページ | 第15回「文学フリマ」11月18日東京流通センター、来年は大阪で開催 »

2012年9月 8日 (土)

著者メッセージ: 歩祐作さん 『ティーンズライフ』

はじめまして。歩祐作です。
  この作品を書いたのは、高校三年生の初夏から秋にかけてでした。最初の 一行を書き始めたとき、僕はまだ坊主頭の野球部員。そのことを振り返ってみると、この作品がこうして本になることに、奇妙な巡り合わせと、これ以上ないくらいの幸せを感じています。
  ティーンズライフには、五人の高校生が登場します。宇宙に行くことを夢に持つ詩織、女たらしの純一、バレー部のエースでオタクな光、写真が好きで気の強い瑞穂、そして悩みながらも一歩を踏み出そうとする僕。ティーン
 ズライフは、この五人の、柔らかで暖な一年を描いた物語です。
  小説家になることは、幼い頃からの夢でした。自分の書いた作品が本になる日を、毎日毎日、どきどきしながら胸の中で描いていました。だからこそ、このメルマガで募集した読者モニターの方々に感想を頂けた時は、とても とても嬉しかったです。今、その夢は叶い、けれどまだまだ、夢の途中。それでもその初めの一歩を、このティーンズライフという作品で踏み出せ たことを、何より誇りに思います。どうぞよろしくお願いいたします!(歩祐作)
(講談社『BOOK倶楽部メール』 2012年9月1日号より)

|

« 詩の紹介 「声波紋」原かずみ | トップページ | 第15回「文学フリマ」11月18日東京流通センター、来年は大阪で開催 »

コメント

最近、同人雑誌評を担当する評論家が特定同人雑誌の顧問などに祭り上げられて得々としているのが目立つ。客観的な評価をしなければならない文芸評論家が、特定同人雑誌に肩入れしているのは、いかにも見苦しい。
かつて「文学界」で同人雑誌評を担当していた佐々木基一さんは「特定の同人雑誌の会合には顔を出さないようにしている。ただでさええこ贔屓していると疑われる立場なので」と語っていたことを思い出す。
文芸評論はえこ贔屓を疑われては成り立たないもの。行動は慎重でありたい。良い物は良い、悪いものは悪いと評価すべきで、持ち上げたり、気に入らない作家は無視するなどのことはあってはならないもの。この場の伊藤さんの豊田一郎評は客観批評に徹した筆筋で、次回掲載が待たれる。

投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2012年9月 9日 (日) 00時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 詩の紹介 「声波紋」原かずみ | トップページ | 第15回「文学フリマ」11月18日東京流通センター、来年は大阪で開催 »