「コボ・タッチ」や「キンドル」で進むか個人電子書籍化分野
電子書籍の制作と販売をてがける企業や団体が増えてきている。利便性と知名度の競争段階に入った。
とくに楽天から販売された端末「コボ・タッチ」は、安さで人気があり、設定サイトの混雑で、トラブルがでたという。
今後は、コンテンツの拡充や使い勝手の整備などに課題を残すが、一歩前進にはなっている。ライバルであるアマゾンは、電子書籍端末「キンドル」を近く発売する予定であるという。
こうした端末の利便性がでてきたことから、電子書籍のシステム専門サイト企業の「パブー」は、いろいろな電子書籍販売ストアへ作品を配信できるようになる、「外部ストア連携機能」を設立している。「外部ストア連携機能」は、パブー以外の電子書籍販売ストアへも作品を広く配信したいと希望するユーザーへのオプション機能。これまで個人では作品を販売することが難しかった外部の電子書籍販売ストアへ「パブー」を通じて簡単に配信でき、より多くの読者へ作品の公開・販売が可能になるという。
また、小学館は、創業90周年記念日である8月8日、全役員・社員に対して電子書籍リーダー「コボ・タッチ」を配布。社員が新しい読書環境への理解を深め、スキル向上を図る目的だという。配布台数は777台。90周年のロゴ入りカバー付きで、同社の「のぼうの城」(上下)、「神様のカルテ」の3作がプリインストールされているという。
こうしたサイトは他にも追従するところが出てくるはずで、ハードの端末とソフトの制作販売システムはまだまだ進化しそうである。
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