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2012年6月 2日 (土)

環境問題が影響する年代です。

 住まい替えをしたので、ネットの環境の対応が不明でしたが、最低のツール1台のみ機能しております。たどたどしい日々。夫婦二人暮らしが、子どもと共同生活になる。子どもは、要介護者を介護しない、というが、私は介護をしていたつもりが、出来ていないという。どうしていいかわからず、できないことはできない、というと世代のちがいか、私が「できない」と言った、というので、大反発。論議をしているうちに、私が昔のわたしと違うと子どもが指摘。介護人を病院につれていくのだから、ついでに精神科を予約して欲しいという。
 わたしは変に自己主張する気はないので、その場で予約を入れた。すると、なんと、高齢者精神科というのがきちんとあって、1週間後のには予約がとれたのだ。
 行ってみると、若い医師が認知力測定セットを使って私の認知力をテストした。すると97ポイントで、マイナス3ポイント。診断結果は、精神薬の服用も今後の再診も不要。なんでも、何種類か目前に出したものを、スプーンがあったのを思いださなかったのがマイナス3。箸だろうがスプーンだろうがどうでもいいことだろうに。こういうことは、よくあることで老人が周囲から病人扱いされるのは珍しいことではないようなことを言っていた。
 そこで、世代の違いで家庭内孤立の文学老人と家庭内での調整のむずかしさを相談すると、それは精神科の問題ではないので、ここでの診断とは関係ありません、という。
 パソコン環境も事務所が遠くなり、仕事があれば神田の時も通っていた。仕事がないのに通うのもどうか、またどうすれば介護していることになるのか、介護される側の立場から考え、子どもには偏屈な老人と思われないようにどう対応するか、孤立していたことでどれだけ自由でいられたか、長生きすると社会的な環境問題が重要なテーマになるらしい。考えなければ……尾崎紀世彦は私の歳まで生きられなかったようだ。歌の修業は欠かさなかったのが、歌声に感じられて良い歌手だった。 

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