電子出版物読み物は、スマートフォンで読むが増える=ビデオリサーチの調査
ビデオリサーチの調査で、電子出版物を読むのにスマートフォン(高機能携帯電話)の利用が増えている。
調査は昨年9~10月に実施。12~69歳の男女8163人から有効回答を得た。調査によると、過去6カ月に電子出版物を利用したのは7・1%で、前年度の6・7%をわずかに上回った。男女、年代別では、10、20代の男性、30、50代の女性の伸びが大きく、50代の男性、20代の女性では利用率が減少した。
利用経験者に端末を聞いたところ(複数回答)、最も多かったのはパソコン(デスクトップ、ノート)。携帯電話、スマートフォンが同率で並び、タブレット型が続いた。
パソコン、携帯電話は前年度に比べ利用率が減少。一方、スマートフォンは18・6%から35・4%、タブレット型は8・2%から14・6%と大きく数字を伸ばした。
スマートフォンとそれ以外の端末での電子出版利用状況の比較では、小説、文芸書などの書籍、新聞、雑誌などではスマートフォンが多かったが、コミックではそれ以外の端末が使われるケースが目立った。
また、スマートフォンでの電子出版利用経験者の7割超が今後も電子出版を利用したいとする意向を示し、その他の端末の場合よりも高かった。
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■電子出版閲覧に利用した端末
22年度 23年度
パソコン(デスク、ノート) 40.8 38.3
携帯電話 48.8 35.4
スマートフォン 18.6 35.4
タブレット端末 8.2 14.6
電子ブックリーダー 1.0 2.9
ネットブックパソコン 1.3 1.1
その他 1.3 1.7
わからない 3.1 1.5 (%)
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