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2012年2月20日 (月)

詩の紹介 「あたしのために」  atasi(新原詩人)

あたしのために  atasi
雨が降る あたしに断りもなく/花屋にならぶ 紫陽花はキレイで/雨が降る降る きらわれ天気の雨が/おおぜいの人に疎まれても/ザーザーやめない/まるでヤーヤーあたしのよう/雨が降りつづく あたしのために
 (新原詩人 2011年12月)多摩市

紹介者・江素瑛
雨が降ると気持ちがロウーになってしまう、落ち込む人もいるが、あたしのために降ると思う人もいる。世の罪と汚れが洗われ、清爽な景観にかわる大地、清らかになるあたし。天の恵みをひとりこの身に受ける幸な人よ。童謡のように歌う「雨が降りつづく あたしのために」


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