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2012年1月 7日 (土)

WEB「詩人回廊」のこのごろとベンチャー

 情報交換の場として会が発足したため、内容は個人活動の支援に限られるわけで、共通の発表場所というのはなかったのです。会員が集まるとすれば文学フリマの会場で会うくらいです。同人雑誌に会員が作品を発表した場合はそれを紹介するというものです。
 そのなかで、多少は発表の場をもとうという人がいて、それもそうだが、個人の支援に役立つようにしようと、考えたのがいわゆるWEB雑誌「詩人回廊」の個人の庭です。これはブログ形式だから可能なシステムです。そのきさつと動向を「文芸同志会のひろば」に記しています。
 会費の400円というのは、当時「文芸研究月報」を月400円(郵送費込み)で販売、年会費が4800円という設定だったので、それを踏襲したもの。いまでも有料メールマガジンがそれくらの費用でしょう。当時、B5版4ページを100部の印刷で1万円くらい。そのうちに80円で12頁まで郵送できるとわかって増ページし、会員読者が150人くらいまで増えたので、わたしの労力を入れなければペイしていたのです。月報の編集方針は、今なにが起きているかの現状把握。レーニンは「帝国主義論」で資本主義の現状分析を公式に発表されたデータのみで行っています。それと同じです。
 当時はイラク戦争などがあり、社会と書籍の関係や文芸界の影響などを含めて現状分析などもしていたら、書き手の人材銀行の運営者と知り合い、機関紙、誌から依頼がくるようになりました。すると、要望の多くは最新動向の経済記事。ベンチャー企業の話が多く、それに物語風味をつけるとリーピートが増えた。そこで「響ルーム」という屋号をつけたらベンチャー企業扱いされたものです。
 

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